最近何かと話題となっているドライブレコーダー。車用の物は結構普及しているのですが、バイク用はまだ少ないのが現状です。
そんな中に発売されたこの「BS-8aドライブマン」。
何と! 警視庁と共同開発して、白バイ隊員が使用している物なのです。
内蔵バッテリーで駆動するので、配線加工などの必要もなく、充電したらすぐに使えます。カメラ本体の内側に強力なマグネットが付いているので、車体の金属部分はもちろん、付属のブラケットでヘルメットなどにも取付可能です。
本体上部にカメラ、下部にはLEDライトを装備。暗いところでの撮影もOK。
画質はFULL HD(1080P)とHD(720P)の2モード切替が可能。
また、フレームレートが27.5fpsなので、LED信号機もちゃんと映ります。
フレームレートとは、1秒間に記録するコマ数で、27.5fpsでは27.5コマ記録するという事です。多くのビデオカメラやドラレコは30fpsを採用しているので、あれっ? 性能が落ちてる? と思われるかもしれませんが、実はこの27.5という数字に秘密があるのです。
LED信号機の光は、実はものすごい速さで点滅しており、人間の目には残像でずっと点いたままに見えるのです。電力の周波数の関係で東日本は1秒間に100回、西日本は1秒間に120回点滅を繰り返しています。ちなみに西日本とは、静岡、長野(一部地域は東日本と混在)より西の地域になるので、名古屋は西日本扱いになります。
さて、話を戻しますが、30fpsだとどんな不具合があるのか?
東日本は1秒間に100回なので問題ないのですが、西日本は120回。30の倍数ですよね?
点滅回数がフレームレートの倍数になっていると、LED信号機の点灯していない波長とドライブレコーダーの撮影波長の周期が重なると、信号機の灯火がまったく映らない状態で撮影されるという事もあり得るのです。
事故を記録するドライブレコーダーで、信号機の色が映っていないという事は致命的です。その為にわざとフレームレートをずらして、信号機の色がちゃんと映るようにしているのです。いや~、よく考えてますね。
そして、このドライブマンのもう1つのウリ、バッテリーフル充電状態でなんと!
最大8時間連続撮影可能
なのです。
ただし、HDモードで、付属のLEDライトも使わない状態で、です。
付属の8GBのmicro SDカードでは約2時間15分の録画が可能なので、32GBのmicro SDカードを使えば、8時間の連続撮影も可能です。
また、使用されるmicro SDカードのスピードクラス(転送速度)は「class 10」を推奨します。転送速度が低いSDカードだと動画が再生されない事があるのでご注意ください。
ボディカラーは2色。ブラックとホワイト。
ヘルメットに取付の際は、左側にインカムを付けた状態でも使えるように、基本的に右側に取付するような設計になっております。
でも、左側に付けたい! という方もご安心。操作ボタンは上下逆になりますが、画面を反転させる機能もありますので左側でもご利用できます。