アクションカメラとドライブレコーダーの切り替えはスイッチ1つでOK。カメラを車体に取り付けたときには、付属の防水ケーブルで車体から電源を取って、充電しながら録画できます。
録画中にスクリーンショットボタンを押せば、静止画を記録することもできます。
データ記録のmicroSDカードは128GBまで対応。スピードクラス(転送速度)は「class10」を推奨します。
前のモデルは防水ケースが付属で付いていましたが、今回のモデルはカメラ本体が防水仕様になってます。JISの防水規格「IP65」相当です。
別売の防水ケースを使えば、なんと!水深25mまでOK! 水中撮影も可能です。
取付けマウントも充実してます。ハンドルやヘルメット、体に取り付けるベルト付のマウントなども付属しています。
フレームレートは27.5fpsと55fpsの2段階に切り替え可能。LED信号機に対応しています。
フレームレートとは、1秒間に記録するコマ数で、27.5fpsでは27.5コマ記録するという事です。多くのビデオカメラやドラレコは30fpsを採用しているので、あれっ? 性能が落ちてる? と思われるかもしれませんが、実はこの27.5という数字に秘密があるのです。
LED信号機の光は、実はものすごい速さで点滅しており、人間の目には残像でずっと点いたままに見えるのです。電力の周波数の関係で東日本は1秒間に100回、西日本は1秒間に120回点滅を繰り返しています。ちなみに西日本とは、静岡、長野(一部地域は東日本と混在)より西の地域になるので、名古屋は西日本扱いになります。
さて、話を戻しますが、30fpsだとどんな不具合があるのか?
東日本は1秒間に100回なので問題ないのですが、西日本は120回。30の倍数ですよね?
点滅回数がフレームレートの倍数になっていると、LED信号機の点灯していない波長とドライブレコーダーの撮影波長の周期が重なると、信号機の灯火がまったく映らない状態で撮影されるという事もあり得るのです。
事故を記録するドライブレコーダーで、信号機の色が映っていないという事は致命的です。その為にわざとフレームレートをずらして、信号機の色がちゃんと映るようにしているのです。現行のバイク用ドライブレコーダーでこの機能が付いているのは、このXTC290とアサヒリサーチ・ドライブマンくらいです。