キャンプツーリングin長野 2020 その1

今年の夏はいつもと違っていた。まさか、世の中かこんな事になるとは誰もが想像すらしていなかっただろう。だが、少しづつでも、元通りになるだろう。

 

そんな中、9月の終わりに連休が取れたので、久々にキャンプツーリングに行ってきました。行き先は長野。それでは、ツーリングレポートをどうぞ。

 

つい3週間くらい前までは、幹線道路の電光掲示板にこんなメッセージが出ていたのだが、世の中は少しづつ元に戻ろうとしている。9月末に取れた連休。久々のキャンプツーリングだ。

 

行き先は長野。八ヶ岳中信高原国定公園にある

 

「高ボッチ高原(たかぼっちこうげん)」だ。

 

長野県の中心部、塩尻市にある高原。有名なツーリングスポットのビーナスラインのすぐ近くにあるのだが、あまり知られていない絶景スポットだ。標高1.600mの高原の山頂までバイクや車で行くことができるのだが、車がすれ違えないほど狭い道が所々にあり、なかなかの難所だ。

 

今回はもちろんキャンプがメインだ。この高ボッチ高原、キャンプ場は無く、今までは国定公園の為キャンプ禁止だったのだが、実は今年(2020年)から、一部のエリアでキャンプが可能になったのだ。だが、設備は必要最低限しかない。雨水をタンクに貯めて使う水洗トイレと、夏場以外は無人になる管理棟しかない。水と食料は持参。もちろんゴミはすべて持ち帰り。たき火も直火は厳禁。久々にワイルドなキャンプが出来そうだ。

 

9月某日、朝8時過ぎに出発。今回のバイクもスーパーカブ110、オール下道のツーリングだ。愛知と長野を結ぶメインの道路、いつもの定番ルートの国道153号線に向かう。自宅を出発してからしばらく順調に走っていたのだが、153号線に入るちょっと手前くらいから渋滞が始まった。いつもは渋滞するような道じゃないのに・・・ 今日はやけに車が多いな・・・ 何かあったのかな?

 

数分後に謎が解けた。愛知県東郷町に先日オープンした大型商業施設「ららぽーと愛知東郷」に入る車が渋滞を引き起こしていたのだ。 ・・・これから153号線を使うときは別のルートを探そう・・・

 

思わぬところで時間を食ってしまったが、153号線に入ったら順調に流れた。豊田市内の朝の渋滞も時間をずらすことができた。そのまま進み、最初の休憩ポイント「道の駅どんぐりの里いなぶ」に到着。

 

平日の午前中だが、以外とバイクが多い。だいぶ涼しくなった今が絶好のツーリング日和だ。ここから更に北に進んで長野県に入る。治部坂峠の頂上の気温は19℃。走っていると風がだんだん冷たく感じる。

 

そのまま飯田市に入り、高森町にある「肉そは こまつ家」で昼食を頂く。

 

153号線からちょっと奥に入ったところにある「肉そは こまつ家」。153号線に目立つ看板が出ているので走っていればすぐに見つかる。お昼時はいつも行列が出来る地元の人気店だ。1時半を過ぎていたがほぼ満席。だが、相席で店に入ることができた。

 

自家製の太目の冷たい蕎麦を香味ラー油入りのつゆで頂く、名物「肉そば」。生卵、天かすのトッピングも無料だ。

 

ごちそうさまでした!

 

昼食を頂いて、さらに先に進む。松川町、中川村、飯島町、駒ヶ根市・・・。右側に南アルプス、左側に中央アルプスを見ながら絶景ロードを進む。この辺りは以前のブログでも紹介したおすすめのキャンプ場、「陣馬形山キャンプ場」や「御座松キャンプ場」などがあるのだが、残念ながらどちらも今シーズンは閉鎖されていた。また来年の春に来よう。

 

途中で、箕輪町にある温泉「みのわ温泉 ながたの湯」に立ち寄る。伊那谷の名湯と呼ばれ、炭酸水素塩泉のトロりとした泉質が特徴の温泉だ。

 

のんびり温泉に浸かり、あとは本日の最終目的地、高ボッチ高原に行くだけだ。ナビでルート確認をすると、あと1時間ちょっとで到着できる。温泉を出てしばらく走っていると、だんだん陽が沈みかけてきた。

 

あれ? 陽の沈む時間ってこんなに早かったっけ?

 

バイクを停めてスマホアプリで日没時間を確認すると・・・

 

!!!!!

 

まずい! 到着時間と日没時間がほぼ一緒!

 

ついこの間まで、夜7時くらいでも明るかったのに・・・

 

暗闇でテントを設営することになりそうだ・・・

 

塩尻市に着いた頃は、ほぼ陽が傾きかけていた。高ボッチ高原に入る前にふもとのスーパーで食料の買い出しをして、高ボッチ高原の入り口に到着。この時点でほぼ陽が沈んでいた。ここから真っ暗な山道を山頂まで約9km。気合を入れて出発した。

 

高ボッチ高原の山頂につながる「高ボッチスカイライン」の入り口は、国道20号線に大きな案内看板が出ているのですぐに解る。長野自動車道・岡谷ICから約6kmと近い。高速を使えば名古屋から2時間ちょっとで来られるところだ。

 

スカイラインという名が付いているので景色の良い山岳道路のようなイメージだったが、実際は車1台分くらいの幅しかない対面通行の道だ。街灯も無く、ガードレールもほぼ無い。バイクのヘッドライトと路肩の反射板だけが頼りだ。路面にはギャップや穴、落石などもあり、夜に走るのはスリル満点だ。ブラインドコーナーも多く、いきなり目の前に現れた対向車の車とギリギリすれ違う場面も何度かあった。相手もまさかこんな時間にバイクが登ってくるなんて思ってもなかっただろう。

 

20分ほどかけて、ようやく山頂の駐車場にたどり着いた頃には、すっかり陽が沈んでいた。

 

 

 

高ボッチ高原には駐車場が2ヵ所あり、キャンプが許可されているのは奥側の第2駐車場だ。駐車場に続く真っ暗な道を進み、ようやく目的地にたどり着いた。こんな時期にほとんど人は来ていないと思っていたのだが、以外と多い。車中泊であろう車が7~8台。そして奥のキャンプエリアにはテント泊のバイクが1台停まっていた。

 

この第2駐車場の西側からは、ふもとの塩尻市の市街地が一望できる。雲ひとつない絶景の夜景だ。

 

山道を走っているときはそれどころではなかったのだが、到着して改めて感じる。

 

・・・寒い!

 

気温は14℃。ちなみにこの日の名古屋の最高気温は30℃を越えていたそうだ。直線距離で150kmくらいしか離れていないのに、この温度差。正直、山を甘く見ていたことを反省する。

 

一刻も早く温まるために、まずはテントの設営。今回も愛用のテント「デイトナ ステイシーST-2」だ。

 

街灯は無いが、幸いにも満月に近い月の灯りが辺りを照らしてくれている。そしてキャンプサイトにバイクを横付けできるので、バイクのヘッドライトの灯りを頼りに急いでテントを設営する。慣れれば5分ほどで設営できる。

 

 

 

テントに潜り込み、ようやく少し落ち着いた。気温は低いが風が防げればだいぶ寒さをしのげる。あとは食事をして寝るだけだが、その前にやる事がひとつ。持ってきた防寒着をすべて着込み、テントから出て、南側にある展望台に向かう。

 

暗闇の山道を5分ほど歩き、高ボッチ山の山頂にある展望台に到着。標高は1665m。ここからは360度展望できる。南側は諏訪市街が見下ろせる。こちらも夜景が綺麗だ。中心の黒い楕円が諏訪湖。諏訪湖の周りの灯りが湖を浮き出させているようだ。

 

テントに戻り、食事の準備をする。この高ボッチ高原、トイレはあるのだが水場は無いので、洗い物やゴミがなるべく出ないように簡単に済ます。標高1600m以上で気圧が低いので、カップめんやポテチがパンパンに膨らんでいる!

 

このキャンプエリア、直火は禁止だが、たき火台を使えば火も使える。だが、水場が無く、後片付けが大変なので、今回はガスストーブでお湯を沸かすだけの簡単なメニューだ。テントの前室を空けて換気を十分にする。カップめんでようやく温まることができた。

 

簡単な食事を終え、テントから外へ出ると、ほぼ満月に近い月と満天の星空が広がっていた。苦労してここまで登ってきた甲斐があった。とにかく無事にたどり着けて良かった・・・

 

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