キャンプツーリングin長野 2020 その2

夕べは疲れていたので、夜10時くらいには眠ってしまった。ここ高ボッチ高原の山頂には巨大な電波塔があり、スマホも繋がるし、ナビのワンセグの電波も入ったのだが、テントの中でくつろぐ余裕もなく眠ってしまった。

 

このまま朝までゆっくり休めると思ったのだが、夜中の1時くらいに目が覚めてしまった。

 

・・・寒い・・・

 

春夏用のシュラフ(寝袋)を持ってきたことを後悔した。こんなに寒くなるとは・・・

 

シュラフの上にライディングジャケットを掛けて眠りについたが、寒さで何度も目が覚める。これほどまで夜明けが待ち遠しいことはなかった。寝ては覚めてを何度も繰り返し、ようやくテントの中でも分かるくらいに辺りが明るくなってきた。

 

時間は午前5時ちょっと過ぎ。今から展望台に向かえば、日の出が拝める。

 

テントから外に出て驚いた。駐車場に車が20台以上停まっている。昨日の夜は5~6台くらいしか停まっていなかったのに・・・  日の出を見る為に夜道を登ってきたのだろう。

 

 

昨日の夜に行った南側の展望台に向かう。辺りがだんだん明るくなってきているが、日の出には間に合いそうだ。

 

5分ほどで山頂の展望台に到着。カメラや三脚を構えた人たちが20人以上、日の出を待っている。

 

昨日、夜景を撮影した諏訪市街を見下ろすと・・・

 

!!!

 

絶景が広がっていた・・・

 

 

雲海!!!

 

展望台の周りの眼前360度、雲の海に覆われている!

そして東の空から朝日が昇ってきた・・・

 

この高ボッチ高原、キャンプがまだ許可されていないときは車で朝日を見に来たことが何度もあるのだが、雲海を見られたのは初めてだ。様々な気象条件が重ならないと現れない雲海を見られるという貴重な体験ができた。

 

ちなみに、雲海が出ていないときはこんな感じ。これは別の日に撮った写真。少し雲がかかっているが、天気が良ければ諏訪湖の向こうに富士山を見ることができる。

 

この諏訪湖を上から見下ろした風景、見覚えがある方もいると思う。ここ高ボッチ高原から見た諏訪湖の風景、あの大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」の舞台に出てくる湖のモデルになったとも言われているのだ。たしかに似ている・・・

 

 

展望台を後にしてキャンプサイトに戻ってくると、霧が立ち込めてきた。数分前まで天気が良かったのだが、辺り一面真っ白になってきた。だが、空は晴天。すぐに晴れるだろう。テントに戻り二度寝した。

 

1時間ほどで天候は回復し、陽が差してきた。夜露に濡れたテントを乾かしているあいだに簡単な朝食を済ませ、撤収の準備をする。最初の予定では、ここ高ボッチを拠点にしてもう一泊して、軽井沢や草津方面まで行こうと思っていたのだが、あまりの寒さの為にここでもう一泊するのは断念した。今日の目的地はもっと南にあるキャンプ場に決めた。

 

撤収も済んで、さあ出発。だが、南のキャンプ場に行く前に、2カ所寄るところがある。まずは温泉。下諏訪にある「毒沢鉱泉 神乃湯」だ。

 

「毒沢鉱泉 神乃湯」

 

下諏訪の郊外の高台にある老舗の温泉旅館だが、日帰り入浴も出来る温泉だ。武田信玄の隠し湯とも呼ばれる秘湯で、諏訪に来たときは必ず立ち寄るお気に入りの温泉だ。だが、不定休の為、行く前に営業しているかどうか確認を取らなければならない。さて、今回はどうか・・・

 

・・・残念、休みだった・・・

 

 

「毒沢」という恐ろしい名前が付いているが、毒が流れている訳ではない。泉質は「含鉄((監))-アルミニウム-硫酸塩冷鉱泉」という変わった温泉で、源泉を飲むこともできる。硫黄臭さ、鉄臭さなどはまったく無く、甘みの無いレモンソーダのようなスッキリとした味わいだ。今まで飲んだ温泉の中ではダントツに美味しい。「毒沢」という名前の由来は一説によると、信玄が敵にこの温泉の効能を知られないように、わざと「毒沢」という名前を付けたとも言われている。

 

今回は残念ながら入れなかったが、次回の楽しみに取っておこう。

 

温泉には入れなかったが、ここまで来たらあの絶景ルートを走らない訳にはいかない。有名な「ビーナスライン」だ。

 

「ビーナスライン」

 

長野県茅野市から上田市の美ヶ原高原美術館(道の駅と併設)を結ぶ、全長約76kmの絶景ルートだ。名古屋から中央道を使ったルートでは、諏訪ICから白樺湖に入るルートが一般的だが、途中の霧ヶ峰や下諏訪から入るルートもある。今回は高ボッチから一番近い下諏訪の湖北トンネルを使ったルートでビーナスラインに入った。

 

今回はビーナスライン全てのルートを走ることはできなかったが、景色が一番良い霧ヶ峰~車山高原~白樺湖のルートを走った。あいにく曇ってはいたが、久々にビーナスラインの絶景を楽しんだ。途中の休憩ポイント「霧の駅」では、9月の終わりの平日でも思っていたよりバイクが多い。諏訪ICは中央道を使うと名古屋、東京のちょうど中間地点になる為、関東ナンバーの軽装のバイクも多い。

 

 

ビーナスラインの終点、白樺湖に到着。ここから本日の目的地、飯田市にある「妙琴公園キャンプ場」に向かう。愛知と長野を結ぶ大きな道は国道153号線の他に、中央アルプスを越えた西側にある国道19号線がある。飯田市に行くには153号線を使うのがベストだが、19号線にどうしても行きたい店があったので、19号線に向かう。

 

白樺湖を出て、諏訪湖を左手に見ながら諏訪市街を横断して国道19号線に入る。そのまま南下して、1時間ほどで19号線沿いにある目的地、「食堂SS」に到着。

 

見た目はレトロなドライブインといった感じだが、トラックドライバーなどに人気の名店だ。この店も諏訪方面に来たときは立ち寄るようにしている。

 

 

 

店内もこんな感じ。レトロな食堂の感じが満載。しかもメニューがメチャクチャ多い。よくこれだけのメニューに対応できるのだろうかと感心する。

定番のメニュー、「とん汁定食」+「ジンギス」を頂く。

 

ごちそうさまでした。

 

午後2時を過ぎても、お客さんが途切れることがない。じつはこの店、今年放送された某グルメドラマのロケでも紹介されているのだ。それで来店が増えているのだろう。

 

今いる国道19号線から本日の目的地、国道153号線が通っている飯田市に行くには、中央アルプスを越えなければならない。ここからナビの推奨ルート、国道361号線のトンネルで中央アルプスをくぐるルートを使えば2時間ちょっとで到着できる。日没の1時間前にはキャンプ場にたどり着ける計算だ。昨日のようなミスをしないよう、暗くなる前に到着できるように余裕を持って出発した。

 

だが、361号線の分岐に差し掛かる手前の看板に・・・

 

!!!

 

「国道361号線・権兵衛トンネル、全面通行止め」

 

しまった・・・

 

この道が通れないとなると、次に153号線に合流できるルートは「大平街道」だ・・・

 

県道8号線「大平街道」。国道19号線の妻籠宿から153号線の飯田市をつなぐ山越えのルート。地図上で見ると飯田市側の出口のすぐ横に目的のキャンプ場があり、便利そうな道なのだが、「酷道」として有名な道だ。時間に余裕があるときは一度走ってみたいとおもっていたが、こんな夕暮れ時に走ることになるとは・・・

 

国道19号線から256号線に入り、しばらくは順調に進んだが、県道8号線「大平街道」に入ってから一気に道が狭くなった。江戸時代中期に作られた道で、宿場町も存在したのだが、今は廃村となっている。

 

大平峠の展望台からの眺めは良かったが、のんびりしている時間は無い。廃屋が立ち並ぶ宿場町を抜け、山頂を超えて下り坂に入る。そういえば、この大平街道に入ってから1台の車やバイクともすれ違っていない。本当にこの先、通り抜けられるのだろうか。夕暮れが刻一刻と迫ってきた・・・昨日の二の舞か?・・・

 

つづく

 

 

 

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