GoToキャンペーンなどで少しずつ人々が動き始めてはきましたが、遠出するにはまだまだ注意が必要です。そんな中、近場でも新しい発見が出来たツーリングに行ってきました。それでは、ツーリングレポートをどうぞ!
11月中旬は紅葉のシーズン。愛知県で紅葉スポットと言えば、豊田市足助の香嵐渓が有名だが、このシーズンは行くまでの道のりが渋滞する事でも有名だ。今年は夜間のライトアップは中止になったが、昼間の混雑は例年どおりみたいだ。とは言っても、紅葉が見られるのは香嵐渓だけではない。この辺りは地図上で見てもほとんどが山や森だ。隠れた紅葉スポットが見つかるはず。という事で、奥三河・紅葉ツーリングに出発した。
11月某日、出発。天気は快晴。この日の名古屋の予想最高気温は22℃。11月中旬にしては季節外れな暖かさだ。だが、山に入れば当然気温は下がるはず。念のためにウインタージャケット、ウインターグローブの完全装備で出発した。名古屋市内から国道153号線に入り、豊田方面に進む。長野にツーリングに行くときに使うお馴染みのルートだ。いつもなら、豊田の市街地に入り、中心部で左折して長野方面に行くのだが、今回はそのまま真っ直ぐ進み国道301号線に入り、東に向かう。矢作川の大きい橋を超えると、左側に豊田スタジアムが見えてくる。Jリーグ・名古屋グランパスのホームスタジアムだ。ドームの屋根には巨大な槍のような柱が何本も空に向かって伸びている。非常にインパクトがある建物だ。この柱は避雷針なのだろうか。日本で2番目に大きい球技専用スタジアムだそうだ。
豊田スタジアムの横を通り抜けしばらく走っていると、辺りに緑が増えてきた。豊田市の市街地から10kmほど走っただけで自然が広がってきた。今回の最初の目的地、王滝渓谷に到着した。
王滝渓谷
豊田市の東側、巴川の支流の仁王川沿いにある渓谷。夏場は避暑で何度か訪れたことがあるのだが、この時期に来たのは初めてだ。だが思っていた通り、バッチリ紅葉が始まっていた。
渓谷に近づくにつれて、道幅がどんどん狭くなっていき、車1台分くらいの幅しかなくなってきた。だがバイクなら心配いらない。渓谷のギリギリ手前まで来ることができた。小さな吊り橋を渡ると・・・
絶景が広がっていた。
王滝渓谷の絶景を堪能して、更に東に進む。作手を通り抜け、新城市に入る。奥に進むごとに紅葉が色づいていく。そして次の目的地、新城市の大輪橋に到着。
小さな小川をまたぐ短い橋があるだけ。一見、絶景ポイントでも何でもないようなところだが、一部のマニアから注目されているものがここにあった。それがこれ。
国道を表す楕円の逆三角形の標識。国道が三叉路に分かれているのを示す標識。これが3つ並んでいるだけなのだが・・・
実はこれ、全国的に見てもかなり珍しい標識なのだそうだ。国道を表す三角形がおにぎりに似ていることから、一部マニアの間では「三連おにぎり」と呼ばれているそうだ。タ〇リ倶楽部で取り上げるようなマニアックなネタだが、以前から気になっており、機会があれば行ってみたいと思っていたところだ。ようやく見る事ができた。
三河大草駅は、愛知・豊橋と長野・飯田を結ぶ、豊橋鉄道田口線(旧・田口鉄道)に1930年に開設され、1968年に廃止された駅だそうだ。廃止されてから今年で52年!
前回来たときと変わっていたのは、廃線50周年記念のノボリが立てられているだけだった。
2年前にあった倒木もそのままの形で残っている!
まったく人の手が入っていないようだ。このトンネルの奥の空間、52年間、時が止まっているかのようだ・・・。
最近では廃線を特集したNHKや民放のテレビの取材でも紹介されているこの三河大草駅跡。実は、数年後に設楽ダムの底に沈んでしまうという計画があるそうだ。この景色、しっかり目に焼き付けておこう・・・。
ちょうどお昼時だったので、名物のランチビュッフェを頂く。ビュッフェスタイルだが、感染症対策はしっかり取ってあった。
地元の野菜をふんだんに使ったヘルシーなメニューがメイン。また、地元で獲れたジビエ(野生の鹿や猪の肉)を使った珍しいメニューもある。ごちそうさまでした!