こんにちは、浦安店 中村です!
題名の通り、今回はボロいバイクの
リアブレーキキャリパーを
素人なりに修理したいと思います。
「お前素人じゃなくてプロだろ?」って?
作業の対応はしていませんもの。
ざっくり経緯を話すと、
SRXのリアブレーキパッドが減っていて、
それを交換しようとしたのが事の発端。
・去年の暮れにパッド交換を試みる。
↓
・そもそもパッドが片減りしている。
↓
・つまりキャリパーの不具合じゃ...?
↓
・じゃぁキャリパーを分解清掃しちゃえ。
↓
・分解清掃"だけ"行った。
↓
・キャリパー取付、及びパッド交換!
↓
・ブレーキフルードが滲んでいる。
↓
・完。
~といった具合。
詳しい人ならお察しかと存じますが、
「分解清掃だけ」というのがNGで、
本来ならば"シール"と呼ばれる
部品を交換しないといけないのですが、
験しに再利用したところ、案の定...。
知らない人の為に書くと、
シールってつまりパッキンみたいな部品ね。
んまぁ、以上を理由に
記事を起こそうと意気込みましたが、
昨今、その手の「素人が○○してみた」
なんてブログはゴマンと存在するので
書く意味がない気もしますけど、
賑やかし目的でいざトライ。
「参考にする」よりも、「代わりに実験台になっている」
~というイメージで読んでください。
繰り返すけど、中村は整備の経験ほぼゼロだからねっ!
とりあえず、車体から外したキャリパー。
見る人が見たら懐かしいであろう、
当時のヤマハの純正品。
中村のSRX-6(87年式)をはじめ、
この頃のヤマハ製小~中排気量の
スポーツバイクによく採用された、
由緒正しいキャリパーです。
使われている車種(年式?)や、前か後ろかによって
微妙に形状が変わるややこしいキャリパー。
何で俺のはニップルが2つも付いてるんすか...。
1つで良くないっすか...。
尚、車体から外した状態だと
一部のボルトが緩めづらい為、
ここ(パッドピン)は
前もって少し緩めておきましょう。
で、ここで少し警告。
ヤマハのキャリパーは分割非推奨です。
これ以降、分割した状態で
作業をしている画像が続きますが、
これらと同じ行為を試みる場合は
一切自己責任となります。
~さて、警告したところで中村は分割します。
旧いバイクは自分でやるしかないのよ...。
ブレーキペダルを踏んづけると、
ピストン(左上画像の丸い部品)が
油圧でググッとせり出してきて、
そのままパッドを押し出す構造。
車種によって形状や構造が
大きく変わることもありますが、
基本的にはこんな構造です。
加えて、「パッドの残量がわからない」
という問い合わせを頂きますが、
ブレーキパッドにはこんな感じで
溝が彫ってありますので、
キャリパーを覗き込んでみて
この溝が見当たらない状態であれば、
交換した方が安全です。
「どれをどう見たら良いかわからん...」という場合は、
近くのスタッフに言って頂ければ確認しますヨ。
さて、本題に戻りましょう。
念の為、清掃する前に
くるくると見回してみたところ。
しっかしまぁ、シールが嵌る部分は
錆びまくった痕があるし、
片方に至っては摺動部分に
うっすら傷が入ってるし...。
さすがは30年モノ。
あんまり良い個体ではなさそうですが、
全体の状態が把握出来たところで休憩。
次回は清掃から取り付けまでを
書いていきたいと思います!