真夏のショートツーリング・多度山上公園

暑い・・・

 

梅雨が明けていよいよツーリングシーズンに入ったが、ここまで暑いとなかなか遠出はしづらい・・・

 

近くに涼しい所はないかな・・・

 

一般的に標高が100m上がると気温が約0.6℃下がると言われている。標高1000mなら約6℃も下がる。だが、岐阜や長野の山間部ならともかく、名古屋近郊でそんなに高い場所はあまり無い。愛知と長野の県境にある茶臼山高原は標高1400m以上あるのだが、行くまでが大変だ・・・

 

・・・そうだ! 気温が上がって暑くなる前に行けばいいんだ!

 

という訳で、ナイト(早朝?)ツーリングに行ってきた。

今回の目的地は三重県桑名市の「多度山上公園(たどさんじょうこうえん)」。三重県有数の神社、多度大社の裏の山、多度山の山頂にある公園だ。境内の急坂を馬で駆け上がる祭事「上げ馬神事」で有名な多度大社は何度か行ったことはあるが、多度山は初めてだ。この山頂に絶景ポイントがあるという。

 

距離は名古屋から40kmほどと近い。今回の作戦は、早朝に出発して朝日を拝み、気温が上がって暑くなる前にもどってくるというショートプランだ。

7月某日、午前4時前、まだ暗いうちに出発。山頂で日の出が見られるように時間を逆算して家を出たのだが、10分ほど走ったころに忘れ物に気付いて家に戻ることになった。20分のロス・・・ 山頂での日の出は見られなくなったか・・・ だが結果的に、このとき取りに帰った忘れ物がこのあと大活躍するようになった・・・

 

再度自宅を出発して、15分ほどで国道23号線に合流。通称「名四国道」と呼ばれているこの道はその名の通り、名古屋南部と四日市を結ぶ幹線道路だ。まだ暗いこの時間でも大型トラックが頻繁に走っている。風圧にあおられないように慎重に走る。

この名四国道、日中は港区辺りでは頻繁に渋滞しているのだが、さすがにこの時間は空いている。トラックは多いが順調に流れている。愛知県を抜けて三重県に入りしばらく走ると、左手側に人気の遊園地、ナガシマスパーランドが見えてきた。巨大なジェットコースターのシルエットが夜景に浮かんでいる。なかなか映える光景だ。

 

木曽川、揖斐川を渡る大きな橋を通り桑名市に入る。そして揖斐川の堤防道路に入り北上する。ナビのルートだと桑名の中心の幹線道路のルートを示すのだが、せっかくなのでこの景色の良い堤防道路を選んだ。

堤防道路に入ったくらいから空が明るくなってきた。ジョギングや犬の散歩をしている人が少しづつ増えてきているが、車はほとんど走っていない。信号も無いので快適に走れる。

しばらく走っていると、川の対岸、東側から朝日が昇ってきた。時間は午前5時ちょっと過ぎ。あいにくの曇り空だったが、ちゃんと朝日を拝むことができた。

堤防道路を降り、ナビのルート通りの道に戻り、多度町に入る。多度大社の入り口の大きな鳥居が遠くからでも見える。目的地はもうすぐだ。

多度山上公園の入り口、多度山ハイキングコースの出発点に到着。ここから細い山道を登っていく。この多度山ハイキングコースは舗装もしてあり、車やバイクで山頂まで登れるようになっているのだが、ほぼ全行程、車1台分くらいの幅しかなく、車同士のすれ違いはかなり厳しい。バイクでこそ行くべきところだ。

鬱蒼と木が生い茂った山道、登りのヘアピンカーブが連続で続く。明るくなったこの時間に来てかえって良かった。街灯も反射板も無いこの山道を夜に走るのは自殺行為だ。

しばらく走っていると徒歩で登っているハイカーの人に追いついた。そういえばハイキングコースの入り口の駐車場に車が停まっていた。こんな時間にもう登っている人がいるなんて・・・ まだ午前6時前だ・・・

さらに進み、ようやく山頂に到着した。バイクを降り、小さな祠の横を抜けて進むと、展望台がある。

山頂の展望台から見た絶景・・・

 

あいにく曇ってはいたが、絶景に変わりない。方向は真東。名古屋方面だ。天気が良ければ名古屋の中心のビル群が見えるそうだ。

絶景を堪能して、登ってきた道を引き返す。行きに追い越したハイカーとすれ違ったあと、地元の人であろう軽トラックとすれ違った。こんな時間でなければ車で登って来られないだろう。

 

絶景の次はグルメ。こんな早朝だがアテはある。以前にこのブログで紹介した四日市の「ヒモノ食堂」だ。なんと朝7時から営業しているのだ。ナビで目的地をセットすると到着予定時間は6:55。ちょうどいい時間だ。

 

朝の通勤ラッシュが始まりかけた桑名の市街地を抜け、国道23号に戻り、時間ピッタリに到着した。

四日市「ヒモノ食堂」

 

ヒモノを作っている水産加工会社直営の食堂だ。以前来た時と看板が変わっていたが店はそのままだ。開店直前に着いたのだがもうすでに10人くらい並んでいる。さすが人気店だ。土日はもっとすごい事になるのだろう。

店に入るとまずは好きなヒモノを選ぶ。アジ、サバなどの定番から、銀ダラ、キンキ、ホッケなどさまざま。今回はちょっと奮発してキンメダイをチョイス。

 

そしてカウンターでお店のひとに渡して焼いてもらう。ここで¥350プラスするとごはん、味噌汁、小鉢の付いた定食にしてくれる。もちろんこれで。

朝一から一気に10人前のヒモノを焼くので当然時間はかかる。店のテレビで朝のワイドショーを見ながらのんびり待っていると・・・

 

完成!

 

これぞ日本の朝ごはん!

 

ごちそうさまでした!

絶景、グルメときたら次は温泉! と言いたいところだがまだ午前8時。こんな時間にやっている温泉は近くに無い・・・ 今回はおとなしく帰ろう・・・

 

陽が昇って3時間ほど経っていたので気温もだいぶ上がってきた。おそらく渋滞しているであろう国道23号で戻るために、秘密兵器を用意する。出発のときに取りに戻ったアレだ。

 

ネッククーラー

 

最近話題になっている暑さ対策グッズだ。ヘッドホンのような形だが首にかけて使う。先端の銀色のプレートが首の左右の頸動脈に当たる様に付ける。この銀色のプレートの中にペルチェ素子という素材が埋め込まれている。ペルチェ素子とは、電気を流すと一瞬で温度が下がるという特殊素材で、小型冷蔵庫などにも使われているそうだ。

今回手に入れたネッククーラーは、モバイルバッテリーで稼働するタイプだ。ポケットに入れたモバイルバッテリーに繋げ、さて使おうかと思ったとき、バイクに付けたUSB電源が目に入った。

 

「もしかして、これバイクから電源取れるんじゃね?」

 

バイクに付けているUSB電源は2口のものだ。1個はナビの電源に使っているが1個余っている。電源コードを挿してスイッチを入れると・・・

 

大正解!!! ちゃんと作動する! 

 

2口のUSB電源を付けておいて良かった・・・

 

実際にバイクで走ると、走行風で更に冷たく感じる。冷たすぎず、ちょうどいい。これは夏のツーリングのマストアイテムになる!

 

予想通り、国道23号は渋滞していたが、このネッククーラーのおかげで快適に走れた。・・・ペルチェ素子ってすごい。このペルチェ素子を埋め込んだメッシュジャケットやヘルメットを作ったらバカ売れするだろうな・・・

 

そんな事を考えながら走り、無事に自宅に到着した。時間は午前9時半。今回のツーリングは収穫があった。次のツーリングに役立てよう。

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