こんにちは、浦安店 中村です!
前回に続き、NAG S.E.Dさんが手掛ける
SRX-6のパーツを紹介致します!
妙にウケたみたいです。
さては皆、SRX-4/6が好きだな…!?
今回の部品はコチラ。
レクチファイア放熱板。
~さてさて、個人的には
専門用語を列挙するのが嫌いなので、
レクチファイアの軽い説明をば。
私ゃ常に「バイクは好きだけど詳しいコトはちょっと…」
という人でも楽しく読めるような文章を心掛けています。
どうだ、優しいだろう。
バイクや車が走る際、
・前後のライト
・ウインカー
・その他光る部品(メーターとか)
・エンジン内の点火プラグ
・燃料噴射装置(SRXは無いけど)
・ECU(最近のバイクの心臓部)
~などなど、様々なトコロで
電気を使いながら走っていますが、
走る=エンジンが動いている間は、
エンジンにくっついているコイルで
発電も同時に行っています。
「バイクは走ってりゃ充電出来るよ」と
言われるのはこの為。
ただ、エンジンを多少回さないとダメよ。
しか~し。
コイルから生まれた電気は
そのままでは使えません。
生の豚肉を下ごしらえもせずに
丸かじりする人は居ないでしょうよ。
(というか居ちゃダメ)
なので、この電気に"下ごしらえ"をして
使える状態にする必要があり、
そこで登場するのがレクチファイア。
人によって"レギュレーター"とか"整流器"とも呼びます。
中村はレギュレーター派。
このレクチファイアに
電気を通すことによって
"下ごしらえ"が行われ、
はじめて「ちゃんと使える電気」へと
変わるわけです。
本当は交流だの直流だのと
色々な理屈があるようですが、
その辺は面倒なので端折ります。
~が。
今度はその副作用として、
レクチファイアが熱くなります。
そして、その熱さ等によって
最終的に自己崩壊を起こすという
イタチゴッコのような事が
バイクの中で繰り返されています。
改めて!
そこで登場するのが
今回のレクチファイア放熱板。
SRXの純正レクチファイア、
フィンが全然無いの。
しかもリアカウルの中にくっ付いています。
フツーは見えるところ(=風を当てやすいところ)に
くっつけるのが当たり前だというのに。
デザインしか考えてねぇな、このバイク!
そんなレクチファイアを、
今回の放熱板に乗せてみると。
おぉ~ぅ、効果ありそう…!
お互いをピッタリと密着させ、
レクチファイアから発生した熱を
放熱板へと移して、
熱伝導率の高い(=冷ましやすい)アルミ製
且つフィンがたっぷり付いている
放熱板から熱を逃がす!
~という図式がひしひし伝わります。
尚、純正の放熱板は
フィンも何も無いただの金属板です。
SRX-6って「わかる奴だけ乗れ」という
尖ったコンセプトのバイクですが、
何もそんなところを尖らせなくても。
・セルスターターなんて付いてない(前期型のみ)
・600ccなのに42馬力しかない(400ccは33馬力)
・「250ccか?」と見紛う小柄さ
~とかはまぁ、何となくロマンをも感じますけど、
・数千円もするレクチファイアがぶっ壊れやすい
~なんて自慢にもなりゃしないよっ!
~んまぁ、気を取り直して…。
元々がちょいとアレな造りのSRX。
そこをどうにかテコ入れしようと
この部品を造り上げたNAG S.E.Dさん、
頭が下がります…。
では、これも早速取り付けましょう。
次に、4本のボルトで留まっている
リアカウルを外します。
※SRXの場合、程度が良くても20年前のバイクなので、
ここを外す際は十分に注意して下さい。
乱雑に扱うと簡単にパキッと割れます。
中村の個体は買った時から既に割れていますよ!
改めて見比べると、
もはや同じ用途とは思えない程の差。
一応、下のも放熱を狙ってるんです…よね…?
当然、「取り付けて馬力アップ!」
なんて部品ではないので
感想も何も書けるものではないですが、
ちゃんと理に適った構造で
部品の破損するリスクを下げると思えば、
正直かなり良い気がします。
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レクチファイア放熱板
NAG13-009
\11,000(税込)
※キックモデル専用。
セルスタートのSRX400/600は
NAG13-010 \11,000(税込)となります。
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SRXはご先祖であるSRと違い
それほど部品が出回っていないので、
この手の部品で補強して
長く安心して乗っていけるように
テコ入れするのが吉かと思います。
繰り返しますが、レクチファイアを取り寄せると
数千円掛かりますからねっ!
SRX乗りで「自分も欲しい!」
という方は、是非当店にお問合せ下さい!
以上、中村でした!